業界通信 アジア全域版アカデミー賞 「アジア・フィルム・アワード」ノミネート作品発表

東京国際映画祭 最優秀女優賞 宮沢りえさん(『紙の月』)他 日本作品も多数ノミネート

2015年2月25日、香港グランドハイアットホテルにて、第9回アジア・フィルム・アワード(以下AFA)の記者会見が開催されました。
2014年度アジアで公開または映画祭で上映された作品を対象に、アジア34の国と地域より1,000作品以上の中から14カテゴリーに分かれた各賞、42作品74ノミネーションが発表されました。
日本からは、『そこのみにて光輝く』が作品賞に、『野火』の塚本晋也監督が監督賞、『自由が丘で』の加瀬亮さん、『るろうに剣心 伝説の最期編』の佐藤健さんが主演男優賞、『紙の月』で第27回(2014)東京国際映画祭最優秀女優賞受賞、第38回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞した宮沢りえさんがここでも主演女優賞候補になるなど、数多くの作品・俳優の皆さんがノミネートされました。
今回の審査委員長には香港のメイベル・チャン監督(『誰かがあなたを愛してる』『宋家の三姉妹』『玻璃の城』)が就任。特別審査員としてアーロン・クオックさん他、アジア映画業界で活躍する全14人の審査委員も発表されました。
日本からは俳優・「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」代表の別所哲也さん、東京国際映画祭「アジアの未来」プログラミング・ディレクター石坂健治が審査員に就任しました。

第9回アジア・フィルム・アワードは、2015年3月25日にマカオのベネチアン・シアター(ザ・ベネチアン・マカオ内)にて開催を予定しています。

アジア・フィルム・アワードとは
2007年よりはじまったアジア映画を対象とした映画賞。東京国際映画祭は昨年、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア・フィルム・アワード・アカデミーを設立し、各映画祭と連動してその年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っています。
公式サイト: www.asianfilmawards.asia

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